Posted on 1月 06, 2019

“人間vsテクノロジー” の終焉

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IMGアカデミーのパフォーマンスセンター。最新鋭の機器が揃い、世界に2つしかない〈ゲータレード〉の研究機関がある。

ジュニアに限らず大学やプロ、オリンピック選手まであらゆる世代、レベルのアスリートが世界中から集まってくるIMGアカデミー。その魅力の秘密はどこにあるのか?

テニスやゴルフなど8競技あるスポーツのフィールド上やコート上で行われるスキルトレーニングもさることながら、キャンパスにはパフォーマンスセンターと呼ばれる建物があり、核心はそこにあるといっても過言ではない。フィジカル、メンタル、ヴィジョン、栄養学などあらゆる角度から身体能力を上げるトレーニングを行う場所だ。

揃っている機器も端的に言って、凄い。ストレングスのトレーニングを行うパワーラックにはタブレットが取り付けられていて、IMGアカデミーに所属する長期留学生なら自分の名前を打ち込むと、年間を通じて行ったトレーニングの種類やウェイトなどすべてが記録され、成長の度合いを具体的に認識しながら練習に励むことができる。

さらにカメラも内蔵されていて、正しいフォームでない場合は赤いランプがついて警告されたりする。

このように世界最高峰とも称される最先端のテクノロジーを駆使したトレーニング機関で、実はより”人間性”を重視する傾向が見られる面白さ。あるいはテクノロジーこそが人間性をサポートし得ることの皮肉的な状況ついて、続きはターザンウェブで!
【米国スポーツ見聞録 vol.3 」】
最新のトレーニング現場に見る “人間vsテクノロジー” の終焉

Posted on 1月 06, 2019

大学スポーツはビジネスになるのか?

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8万人を収容するフロリダ州立大学のアメフトスタジアム。試合後には花火のアトラクションなどもある。

NCAA(National Collegiate Athletic Association=全米大学体育協会)の日本版が今年度内に設立されるという。計画の初期段階では、米国の大学スポーツが莫大な金(たとえばTVの放映権料、ライセンス料だけで年間およそ1000億円にも迫る)を生み出すため、ビジネス的な見地から発展させることが主な論点になっていた。

しかし、ここ最近は日大アメフト部の危険タックル問題をはじめ、学生の安全性や指導のあり方、運動部のガバナンスの改善を求める議論が多く、NCAAという組織の成り立ちを改めて見直す必要に迫られている。

これはとても健全な動きで、NCAAはそもそもスポーツに取り組む生徒の安全を守るためにある。20世紀の初頭、1年間でアメフトの競技中に3人が死亡、深刻な怪我を負った選手は168人にも及び、ルールや試合のスケジュールなどを管轄する組織として誕生した。

そもそもの”在り方”が違う大学スポーツ。果たして日本ではどのように発展、成長していくべきなのか? 続きはターザンウェブで読むことができます。

【米国スポーツ見聞録 vol.2】
なぜスタジアムに入らないのに、米国ファンはアメフト会場に足を運ぶのか

Posted on 11月 18, 2018

三振をエクセレントと言えるアメリカの強さ

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野球の練習を見ていた時だ。天然芝のフィールドが9面もある施設の贅沢さはさることながら、真っ青な空の下、生徒たちが本当に楽しそうにトレーニングに励んでいる姿は米国の“ベースボール”を感じさせてくれる。

試合形式の練習で一人がバッターボックスに入った。“ブンッ”と素振りをして構える。見るからに打つ気満々で、初球から見事な空振り。コーチからは「ナイストライ!」の声が飛んだ。2球目、3球目と続けて豪快なスイングを見せてくれたが三球三振に倒れた。

「エクセレント!」

…え? 一瞬、戸惑う。コーチはさらにスイングの速さについてことさら褒めていて、生徒も嬉しそうだ。コーチ、アウトなんですけど…?

雑誌『ターザン』でスタートした連載第一回の記事が「ターザンウェブ」でも読むことができます。三振をエクセレントと言える、その理由は? その指導が野球だけでなく社会の空気を実践的に変える可能性について、続きは「ターザンウェブ」で!

【米国スポーツ見聞録 vol.1】
三振は「エクセレント」! フロリダのスポーツ教育機関が三振を褒める理由

Posted on 8月 09, 2018

“コミュニティ”は現代の孤独を救うことができるか

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「現代ビジネス」に寄稿したコミュニティに関する考察の後編。会社や学校、地域などのコミュニティが変化せざるを得ない現在、オンラインサロンなど新たなコミュニティが形成されていく流れは不可避な状況を前編で紹介。こちらの後編はIMGアカデミーで見られるコミュニティの在り様をベースに、スポーツ留学とオンラインサロンの共通点や、カレーというコンテンツの特異性を説明しながら、今後のコミュニティ運営のヒントを探る記事になっている。

 

Posted on 7月 30, 2018

「カレー」と「オンラインサロン」と「スポーツ留学」の共通点

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「現代ビジネス」寄稿、第3回。

会社や学校、地域が機能しない現代で求められる新しいコミュニティーについて、カレーとオンラインサロンとスポーツから紐解いています。中でもスポーツ留学という現場だからわかる、人が成長する要因がもっとも大事なポイントです。

前編はコチラから。後編はまたすぐにアップされます。

「カレー」と「オンラインサロン」と「スポーツ留学」の共通点

Posted on 7月 30, 2018

日本のテニスキッズは「錦織圭」を目指さなくていい、これだけの理由

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「現代ビジネス」寄稿、第2回。
スーパースター、錦織圭選手の唯一の欠点暴露(?)から、“それぞれ”の個性とポテンシャルを最大限に伸ばせるIMGアカデミーの環境について書かれています。
詳しくはこちらからご覧ください。

日本のテニスキッズは「錦織圭」を目指さなくていい、これだけの理由

Posted on 6月 28, 2018

米国NCAAは日本の「体育会系」を変えることができるのか?

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「現代ビジネス」寄稿、第一弾。

米国にある大学スポーツ統括機関NCAA(NaNational Collegiate Athletic Association/全米大学体育協会)は、何かと話題だ。今年度内に日本版NCAAを設立し、大学スポーツの商業化、健全化を図る動きはいよいよ大詰めで、さらには一連のフットボール騒動でも必要性が大いに議論された。

果たして、本当にNCAAは日本の大学スポーツ、ひいてはスポーツ教育に効力があるのか。組織の成り立ちから米国での実情などを紐解きながら、その有効性、無効性について書いた。詳しくは以下のリンクからぜひ一読ください。

「現代ビジネス」米国NCAAは日本の「体育会系」を変えることができるのか?

Posted on 6月 18, 2018

IMGアカデミー コーチ座談会 01

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アメリカの大学に留学しテニスのStudent-Athlete(スポーツ特待生)として活躍、現在はIMGアカデミーでコーチを務める佐藤悠史(Hisa/左)、野井夕夏子(Yuki/中)、弘岡竜治(Ryuji)の3人と座談会を開催。自身の経験を元にアメリカだからこそ実現するスポーツ留学の可能性をお届けします。初回は大学留学の際に苦労した英語のことやリクルートについて。さらに生徒として、アスリートとして大学で活躍する面白さについて大いに語ってもらいました。

Posted on 5月 17, 2018

なぜ生徒の9割以上がアメリカの大学に進学するのか?

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とてもうれしいニュースがあった。

日本からIMGアカデミーにテニス留学をしているNaoki君が“Most Improved Player“に選ばれ、ここ一年でもっとも成長した選手として表彰された。テニスプログラムの所属人数は200を超える。世界中から集まる生徒の中から選ばれたことに、自分のことのように誇らしく思った。2年前の彼はお世辞にも目立つタイプではなかったし、英語も拙く、テニスも周囲より経験は多くない方だった。しかし、コツコツと努力を積み重ね、人として、選手として大きな成長を遂げ、コーチたちの投票で今回の表彰に至った。誤解をされたくはないが、彼がプロレベルのテニス選手になった、ということではない。テニスに対する取り組み、人間性など総合的に見て最も成長した生徒として選ばれた。その評価自体が、本当に喜ばしいことだった。

Posted on 5月 11, 2018

錦織圭には、なるな。

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photo by Naoyoshi Sueishi

IMGアカデミー創設者、ニック・ボロテリーの提言

IMGアカデミーと言えば……? 名前を聞いたことがある人なら、テニスの世界で活躍する錦織圭選手を思い浮かべるのがほとんどかもしれない。13歳で渡米し、プロに転向するまでIMGアカデミーでトレーニングを積み、今もここを拠点にしながらトップ選手として戦い続けている。「IMGアカデミー = 錦織圭」といっても過言ではない状況の日本で「錦織圭には、なるな」と発したのはアカデミー創設者であるニック・ボロテリーだ。

テニスクリニックと出版イベントのために全国行脚をしていた時だ。“錦織圭を育てたアカデミー”という触れ込みで集まった子供たちや家族は、ニックの口から最初に出た言葉に戸惑っていた。

「まず言いたいのは、錦織圭にはなるな、ということ」

ざわつく会場を一通り見回して、ニックは言葉を続けた。

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